traderx (Busby)'s diary

ばずび〜さん家の日々

日経新聞 「AI同士が投資競う」米著名ヘッジファンドが予言 ツーシグマ デビッド・シーゲル共同会長

この記事興味深いです。

www.nikkei.com

記事の中で僕が興味を持ったコメント

▼『我々はこの長年にわたって人間が用いてきた伝統的な手法に触発されている。かなりの範囲で同じような要素を見ている。ただ、その見方が違う。』

▼『こういうことを私たちは何百と、いろいろなアプローチ手法を用いながら分析していく。』

▼『アルゴリズムは、人がそれをインプットしていないとその前提を知らない。』

 

▼『しかし一方で、どのデータを使え、と指示しているのは人間だ』

▼『いまだ解決すべき問題を設定しているのは人間だ。』=AI派自分では問題を認識し設定することはできない=考えることはできない

▼『AIの分野で作ってきたものは非常に面白いしパワフルでもあるけど、人のように『考える』という問題は解決されていない』

▼『最終的にはそういった(AI同士がしのぎを削り合う)世界になっていくと思う。』(色々な業種で)

▼『もしかすると一つの正しい解答があるのかもしれないが、私はそうではないと思う。一つの正しい解というのものをこの先目にすることはないと思う』

考えてみた

考えるに、今の時点ではAIは、

▼自分で問題を認識して問題設定することはできない=考えることはできない

▼人間が問題解決への第一歩の仮説や仮定を設定してあげる必要がある

問題を認識できない、問題解決の第一歩である『考える』そして考えると言うプロセスから発生する『もしもこうだったらどうだろう』という仮説や仮定を今のところAIは設定できないという。よって人間が設定する必要がある。

これから察するに『かなりの範囲で同じような要素を見ている。ただ、その見方が違う。』と言うのは、同じ考え方=人間が設定する考え方、前提、仮定、仮説にそって人間では処理できない量の情報を解析していると見るのがスジではないだろうか?

人間にはどうしてもヒューマンエラーが発生する。例えば、有力な情報を目にしたのに、感情あるいは記憶の問題でその大地な情報を無視または忘れてしまう。こうしたことがAIにはないのだろう。

よって『どのデータを使えと』人間が指示しなくてはいけない。

これをまとめると現時点での(少なくともこの記事の中での)AIは

▼自己で問題を認識、設定、仮説を立て、解決できるまでの能力は備えていない

と、なるのではなかろうか?

将来どうなるか?

これからが楽しみな分野です。おそらくマシン・ラーニングなど、これからは学習する能力が備わっていくでしょう。しかし学習=考える事、想像力を使い答え(解)を導くという流れまでは遠いのではないかと思います。

相場への影響は?

筆者が関わっている相場への影響ですが、昨今アルゴリズムの台頭で、相場でもロボット的な動き、と言われるものが多いようにも感じます。しかし、上記のポイントを踏まえると、まだAI系屋アルゴリズム系は人間が前提や実行条件をインプットし、それにそってプログラムが忠実に実行しているという範疇ではないかと察します。

よってまだAI対AIのような話にはなっていない。すなわち生身の人間とその比較的原始的なキャパでも十分戦闘可能だと思います。

 

おまけ

f:id:traderx:20160621154435j:plain